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【スタイルクリップ|フラッシュレポート】2023年春立ち上がり 売れ筋アイテム分析

山中 健|Takeru Yamanaka
株式会社アパレルウェブ コンサルティングファーム主席研究員
執筆者

 株式会社アパレルウェブが月別にEC売れ筋情報をお届けする「スタイルクリップ」フラッシュレポート。2023年3月は、2023年1月30日〜3月5日のEC売上データから、どのようなアイテムが売れ筋となったのかをレポートします。

2023年春立ち上がり注目アイテム。
左からアノラック、オーバーフィットなテーラードジャケットセットアップ、ミニワンピ

 

 対象ブランド(駅ビル&SCグレード カジュアル&コンテンポラリーブランド)の、アイテムキーワードは前回と同様。上位アイテムの出現率が2022年と比較して減少傾向となっています。理由として、多くのブランドで店頭在庫優先のMDを掲げ、残在庫やセール在庫の販売を中心とした結果、商品の品揃えに穴が多くなり売上減少に繋がったようにうかがえます。一方で、春物の予約商品販売など、次期のEC販売のMD戦略をしっかり構築しているブランドは本年も売上を伸ばしていることから、MD戦略の精度が売上の明暗を分けているようです。

 そのような状況の中で、羽織りものやアウターは伸びています。それらのアイテムが、ベースアップ商品であるトップスに対し、単価アップ商品として貢献しているようです。

アイテムキーワード出現率ベスト10(単位 %)
※出現率=売上データでのキーワードの出現数/全体の売上点数

ライトアウターの注目アイテムは?

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執筆者

  • 山中 健|Takeru Yamanaka

    株式会社アパレルウェブ コンサルティングファーム主席研究員

    大手百貨店、外資系ブランドメーカー、大手経営コンサルタント会社を経て、コンサルタントとして独立。
    アパレル業界を中心に、雑貨などのライフスタイル、百貨店、SCなど、幅広い業態に対しマーケティングやMD、リテール、海外進出のコンサルティングを手掛ける。トレンド分析、市場調査、戦略策定などのマクロなテーマから、個店支援、研修などの現場へのブレイクダウンまで様々なテーマのコンサルティングに対応可能。また、欧米、アジア、国内のコレクション取材やファッションマーケット調査を数多く行っており、国内外のファッションビジネスの動向を語ることができる貴重な存在として注目されている。

    2009年にアパレルウェブコンサルティングファーム主席研究員、2011年にapparel-web.com編集長就任。