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Alo YOGA(アローヨガ)が香港に大型旗艦店出店 中国進出を本格化 lululemon(ルルレモン)、Anta(アンタ)…激化する“スポーツ・ラグジュアリー”競争

ケルビン・アウ|AILメディアパートナー
AIL編集部により編集
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 世界トップクラスのアスレジャー市場を誇る北米で、「lululemon(ルルレモン)」や「NIKE(ナイキ)」の有力競合として急成長しているヨガウェアブランド「Alo YOGA(アローヨガ)」が、香港を足掛かりに中国市場への本格参入を開始しました。

 同ブランドは現在、香港・尖沙咀(チムサーチョイ)にある高級商業施設「K11 MUSEA(ケーイレブン・ミュージア)」に、海沿い約650平方メートル規模の大型区画を確保。現地には仮囲いが設置されており、大型旗艦店のオープンが見込まれています。報道によると、ヨガスペースやカフェを併設した体験型店舗として展開される可能性が期待されています。


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「Alo Yoga」公式サイト

 

  「Alo Yoga」は2007年に米国・ロサンゼルスで創業して以来、機能性とファッション性を融合させたトレンド性で人気を博してきました。特に、セレブリティやアーティストを起用したアンバサダー戦略を強みにMZ世代の支持を獲得し、アスレジャー市場を代表するブランドとしてグローバルで成長しています。ここ数年は韓国アーティスト「BLACKPINK(ブラックピンク)」のJISOO(ジス)とのコラボレーションラインを発表するなど、中東・アジア進出に注力し、2025年7月には韓国・ソウルの江南(カンナム)にアジア初のフラッグシップストアをオープン。

 さらに近年は、高価格帯バッグの展開にくわえ、「Dior(ディオール)」や「miumiu(ミュウミュウ)」などラグジュアリーブランド出身人材の登用などを通じ、単なるヨガウエアブランドから、“スポーツ・ラグジュアリー”領域へのポジショニング転換を図っています。

「alo×JISOO」コラボレーションコレクション(「Alo YOGA」公式サイトより)

 

 一方で、「Alo Yoga」の中国本土(北京・上海)への出店については関係者が「協議中」とするにとどまり、具体的なオープン時期や立地は明らかにされていません。中国市場への同ブランド参入には「タイミングが遅すぎた」との声もあります。同市場ではすでに先行する「lululemon」や「NIKE」が強固な基盤を築いているほか、中国発ANTA Sports(アンタスポーツ)傘下の「MAIA ACTIVE(マイア・アクティブ)」などローカル勢の台頭も著しく、高価格帯アスレジャー市場における競争は今後も一段と激化する可能性があります。

 


参照:
https://www.scmp.com/tech/tech-trends/article/3340415/chinese-owned-temu-catches-amazon-global-cross-border-e-commerce?module=perpetual_scroll_0&pgtype=article

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  • ケルビン・アウ|Kelvin Au

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