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【スタイルクリップ|フラッシュレポート】 2022冬立ち上がり アウター売れ筋分析 

山中 健|Takeru Yamanaka
株式会社アパレルウェブ コンサルティングファーム主席研究員
執筆者

 

株式会社アパレルウェブが月別にEC売れ筋情報をお届けする「スタイルクリップ」フラッシュレポート。2022年12月は、第44週〜47週(2022年10月31日〜11月27日)のEC売上データから、冬立ち上がり期にアウターの売上傾向にはどのような変化があったのかを読み解いていきたいと思います。

 

2022年冬立ち上がり期の注目アウター。
左から、クリアなカラー・ショート丈のダウンジャケット、エフォートレスシックな中綿系ジレ、フェミニンアイテムも中綿入りが人気となっているワンピース風アウター

 

まずは対象ブランド(駅ビル&SCグレード カジュアル&コンテンポラリーブランド)の、アイテムキーワードを見てみましょう。

秋アイテムの実売晩期と冬アイテムの立ち上がりが重なるこの期間、前月と同様に「ニット」が出現率でトップとなりました。やや伸びが落ち着いたものの、2020年、2021年と比較して二桁の伸びが見られました。他には、「カーディガン」「ジャケット」「ベスト」「ブルゾン」などの羽織りものやアウターなども伸びています。一方で、「ワンピース」「パンツ」「スカート」などが不調、アウターでも「コート」は不調となっています。

アイテムキーワード出現率ベスト10(単位%)
※出現率=売上データでのキーワードの出現数/全体の売上点数

 

 

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執筆者

  • 山中 健|Takeru Yamanaka

    株式会社アパレルウェブ コンサルティングファーム主席研究員

    大手百貨店、外資系ブランドメーカー、大手経営コンサルタント会社を経て、コンサルタントとして独立。
    アパレル業界を中心に、雑貨などのライフスタイル、百貨店、SCなど、幅広い業態に対しマーケティングやMD、リテール、海外進出のコンサルティングを手掛ける。トレンド分析、市場調査、戦略策定などのマクロなテーマから、個店支援、研修などの現場へのブレイクダウンまで様々なテーマのコンサルティングに対応可能。また、欧米、アジア、国内のコレクション取材やファッションマーケット調査を数多く行っており、国内外のファッションビジネスの動向を語ることができる貴重な存在として注目されている。

    2009年にアパレルウェブコンサルティングファーム主席研究員、2011年にapparel-web.com編集長就任。