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【スタイルクリップ|フラッシュレポート】 2022年末商戦 冬アウター分析 

山中 健|Takeru Yamanaka
株式会社アパレルウェブ コンサルティングファーム主席研究員
執筆者

 

株式会社アパレルウェブが月別にEC売れ筋情報をお届けする「スタイルクリップ」フラッシュレポート。2023年1月は、2022年11月28日〜2023年1月1日のEC売上データから、アウターの実需期においてどのようなアイテムが売れ筋となったのかをレポートします。

 

 

2022年年末商戦期の注目アウター。
左から、フェイクムートンのアウター、トラッドなジャケット風の膝上丈コート、ステンカラーコート

 

まずは対象ブランド(駅ビル&SCグレード カジュアル&コンテンポラリーブランド)の、アイテムキーワードを見てみましょう。

トップは3ヶ月連続で「ニット」ですが、前年の約1割減となっており、2位の「パンツ」、3位の「ワンピース」とともに減少するなど、残念ながら上位アイテムは総じて後退気味です。2022年の12月は行動制限がなく、全国的に低めの気温で推移と、アウター販売には後押しとなる好環境でした。秋アウターで人気の「カーディガン」とカジュアルアウターの「ブルゾン」は伸びがある一方、「コート」は3割減となっています。

アイテムキーワード出現率ベスト10(単位%)
※出現率=売上データでのキーワードの出現数/全体の売上点数

 

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執筆者

  • 山中 健|Takeru Yamanaka

    株式会社アパレルウェブ コンサルティングファーム主席研究員

    大手百貨店、外資系ブランドメーカー、大手経営コンサルタント会社を経て、コンサルタントとして独立。
    アパレル業界を中心に、雑貨などのライフスタイル、百貨店、SCなど、幅広い業態に対しマーケティングやMD、リテール、海外進出のコンサルティングを手掛ける。トレンド分析、市場調査、戦略策定などのマクロなテーマから、個店支援、研修などの現場へのブレイクダウンまで様々なテーマのコンサルティングに対応可能。また、欧米、アジア、国内のコレクション取材やファッションマーケット調査を数多く行っており、国内外のファッションビジネスの動向を語ることができる貴重な存在として注目されている。

    2009年にアパレルウェブコンサルティングファーム主席研究員、2011年にapparel-web.com編集長就任。