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【スタイルクリップ|フラッシュレポート】2023年冬春商戦 防寒アウター分析

山中 健|Takeru Yamanaka
株式会社アパレルウェブ コンサルティングファーム主席研究員
執筆者

 株式会社アパレルウェブが月別にEC売れ筋情報をお届けする「スタイルクリップ」フラッシュレポート。今回は、2023年1月3日~1月29日のEC売上データから、どのようなアイテムが売れ筋となったのかをレポートします。

 

2023年冬春期の注目アウター。
左から、エアリーコーデ、マスキュリンルック、古着ミックス

 

 まずは、対象ブランド(駅ビル&SCグレード カジュアル&コンテンポラリーブランド)のアイテムキーワードを見てみましょう。

 セールとプロパーの実需が交差するこの期間、上位アイテムは一昨年と比較すると大きく出現率を伸ばしていますが、昨年よりは減少しているものが多くなりました。これは外出や移動が増えたことにより、リアル店舗での買い物にシフトしていることも影響したのでしょう。その中で伸びがあったのは、ロングトレンドであるカーディガンと外出アイテムであるブルゾンでした。同じ外出アイテムのコートは大きく落としており、対照的な結果となりました。

アイテムキーワード出現率ベスト10(単位%)
※出現率=売上データでのキーワードの出現数/全体の売上点数

防寒、ホリデー、セールモチベーションにより売れたアウターは何か

 

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執筆者

  • 山中 健|Takeru Yamanaka

    株式会社アパレルウェブ コンサルティングファーム主席研究員

    大手百貨店、外資系ブランドメーカー、大手経営コンサルタント会社を経て、コンサルタントとして独立。
    アパレル業界を中心に、雑貨などのライフスタイル、百貨店、SCなど、幅広い業態に対しマーケティングやMD、リテール、海外進出のコンサルティングを手掛ける。トレンド分析、市場調査、戦略策定などのマクロなテーマから、個店支援、研修などの現場へのブレイクダウンまで様々なテーマのコンサルティングに対応可能。また、欧米、アジア、国内のコレクション取材やファッションマーケット調査を数多く行っており、国内外のファッションビジネスの動向を語ることができる貴重な存在として注目されている。

    2009年にアパレルウェブコンサルティングファーム主席研究員、2011年にapparel-web.com編集長就任。