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2023年秋レディース立ち上がり ジェントルなジャケットやパンツが売れ筋に【スタイルクリップ|フラッシュレポート】
株式会社アパレルウェブが月別にEC売れ筋情報をお届けする「スタイルクリップ」フラッシュレポート。2023年10月のレポートでは、晩夏・初秋シーズンである9月4日~10月1日のEC売上データから、どのようなアイテムが売れ筋となったのかをレポートします。
今回は、百貨店レディースアパレルと駅ビル系レディースブランドを対象に、通勤や外出着のトレンドを見ていきたいと思います。まずはアイテムキーワードのランキングです。
真夏日が10月に入っても続くという記録的な暑さとなりました。そのため多くの企業でアウターが売れず「客単価ダウンによる売上ダウン」となりましたが、ECでは違う動きも見られました。
対象ブランドでもっとも出現率が多かったのが「ニット」です。ここ数年のトレンドのビッグワードでしたが、定着しきった感じがあります。またアイテム関連キーワードは伸び悩みましたが、「セットアップ」「ジャケット」「カットソー」が2年連続で伸びています。そして、「シャツ」「パンツ」も復調傾向にあります。
オフィス回帰、外出機会がますます進む中で、トレンドのジェントルウーマンとシンクロしたアイテムの支持も見受けられました。
■アイテムキーワード出現率ベスト10
※出現率=売上データでのキーワードの出現数/全体の売上点数
2023年秋レディース立ち上がり期売れ筋アイテム。
左から、ダブルブレストのジャケット、ニットミニセットアップ、ロングベストセットアップ
晩夏・初秋の主役ともなるボトムスですが、酷暑の影響でややスロームーブではあります。その中でどのようなアイテムが売れ筋となったのでしょうか。
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執筆者
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山中 健|Takeru Yamanaka
株式会社アパレルウェブ コンサルティングファーム主席研究員、apparel-web.com編集長
大手百貨店、外資系ブランドメーカー、大手経営コンサルタント会社を経て、コンサルタントとして独立。
アパレル業界を中心に、雑貨などのライフスタイル、百貨店、SCなど、幅広い業態に対しマーケティングやMD、リテール、海外進出のコンサルティングを手掛ける。トレンド分析、市場調査、戦略策定などのマクロなテーマから、個店支援、研修などの現場へのブレイクダウンまで様々なテーマのコンサルティングに対応可能。また、欧米、アジア、国内のコレクション取材やファッションマーケット調査を数多く行っており、国内外のファッションビジネスの動向を語ることができる貴重な存在として注目されている。
2009年にアパレルウェブコンサルティングファーム主席研究員、2011年にapparel-web.com編集長就任。