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2023年秋レディース実売 暑すぎる秋にレディライクが浮上【スタイルクリップ|フラッシュレポート】
株式会社アパレルウェブが月別にEC売れ筋情報をお届けする「スタイルクリップ」フラッシュレポート。2023年11月のレポートでは、秋実売シーズンである10月2日~11月5日のEC売上データから、どのようなアイテムが売れ筋となったのかをレポートします。
今回は、記録的に暑かった10月に百貨店レディースアパレルと駅ビル系レディースブランドではどのようなアイテムが売れたのかを見ていきたいと思います。
2023年秋レディース 売れ筋アイテム。
左から、ニットワンピース、フレアスカート、ジャンパースカート
暑い10月 アウター代用ニーズとして「ニット」「カーディガン」が売れる
対象ブランドでもっとも出現率が多かったアイテム関連キーワードは、前月同様「ニット」です。暑い秋ではありましたが、ニットアイテムが売れました。「プルオーバー」「カーディガン」「ワンピース」など幅広くアイテムが波及してから久しく、秋冬においてはピークを迎えたようにも思われましたが、コートなどのアウター代用ニーズとして今月においてはさらに売上が伸びています。
さらに素材は気温の影響もあり化繊系ニットなどに売れ筋が生まれています。また「カーディガン」は引き続き好調、「シャツ」「ジャケット」は復調傾向にあります。
■アイテムキーワード出現率ベスト10
※出現率=売上データでのキーワードの出現数/全体の売上点数
「ニットワンピ」「フレアスカート」「ジャンスカ」がトップ3
ワンピース・スカートでは「ニットワンピース」の出現率がトップですが、全体としては後退局面にあるようです。それに次ぐのがレディスライクな「フレアスカート」、そして、ワンピースの主力アイテムであり続ける「ジャンスカ」が続きます。
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執筆者
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山中 健|Takeru Yamanaka
株式会社アパレルウェブ コンサルティングファーム主席研究員、apparel-web.com編集長
大手百貨店、外資系ブランドメーカー、大手経営コンサルタント会社を経て、コンサルタントとして独立。アパレル業界を中心に、雑貨などのライフスタイル、百貨店、SCなど、幅広い業態に対しマーケティングやMD、リテール、海外進出のコンサルティングを手掛ける。トレンド分析、市場調査、戦略策定などのマクロなテーマから、個店支援、研修などの現場へのブレイクダウンまで様々なテーマのコンサルティングに対応可能。また、欧米、アジア、国内のコレクション取材やファッションマーケット調査を数多く行っており、国内外のファッションビジネスの動向を語ることができる貴重な存在として注目されている。2009年にアパレルウェブコンサルティングファーム主席研究員、2011年にapparel-web.com編集長就任。