スペインの大手アパレル企業Inditex(インディテックス)が展開するファストファッションブランド「ZARA(ザラ)」は、英国マンチェスターにある欧州最大級の複合施設「The Trafford Centre(トラフォード・センター)」において、旗艦店をリニューアルオープンしました。
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2025年8月7日、英国トラフォード・センターに「ZARA(ザラ)」旗艦店がオープン
(The Trafford Centre公式Instagram@thetraffordcentreより)
この旗艦店の売り場面積は約3,000平方メートルと、英国内で最大規模を誇ります。店内はウィメンズやメンズ、キッズ、フレグランスのコーナーがあるほか、コレクションライン「Zara Origins(ザラ・オリジンズ)」と「Zara Athleticz(ザラ・アスレチックス)」を展開。特に「Zara Athleticz」は、店外からも目に入りやすい位置に配置されています。また、フォーマルメンズウェアやウィメンズのシューズ・バッグは、ブティック風の独立した空間で展開されており、カテゴリーごとに異なるブランド体験が可能となっています。
都会的でミニマルなデザインが特徴の「Zara Origins(ザラ・オリジンズ)」(画像左)
機能性とデザイン性を兼ね備えた「Zara Athleticz(ザラ・アスレチックス)」(画像右)
(「ZARA」公式サイトより)
旗艦店では、商品構成や店舗デザインのほか、サステナビリティや最新技術を取り入れ、 “シームレスなショッピング体験”を提供。なかでも特徴的なのは、英国内で初導入された自動衣料選別システムです。商品を自動で分類・補充することで、店舗スタッフは接客により多くの時間を割くことが可能となります。また、オンラインで購入した商品専用の返品カウンターや返品受付ボックス(drop-off point)、対面サポート専用のカウンター、決済エリアを設置するなど、利便性を高めています。
さらに、「ZARA」のアプリと連携することで、在庫の検索や商品の受取手配をスムーズに行える仕組みが構築されています。サステナビリティの面では、段ボールや古着の回収、修繕の予約サービスを導入するなど、オンラインで展開するリセール事業と連動させています。
参照:
https://www.retailgazette.co.uk/blog/2025/08/zara-manchester/