カテゴリー:マーケティング、AI
11月27日、米Amazon傘下のアマゾンウェブサービス(AWS)が開発者向けのカンファレンスを開催。クラウドサービスの新しい機能が発表され、その焦点はやはり同社初の生成AI関連サービスでした。今回は主に2つの生成AI関連の新サービスが発表されました。1つは「AWS Titan image generator」、もう1つは「Amazon Q」です。
「AWS Titan image generator」の利用イメージ((Amazon公式YouTubeアカウントより)
「AWS Titan image generator」は、AWSで利用できる、画像生成サービスです。
指定のキーワードを入力するだけで、そのキーワードの画像を素早く生成してくれます。また、手元にある画像をアップロードし、例えば「画像の背景にある雲を消す」などの指令を入力すれば、生成AIがその雲を消してくれて、編集技術がなくても、簡単に画像の編集ができます。「Amazon.com」に出品している企業の商品画像の編集、生成、また「Amazon.com」内の広告の画像素材の生成に活用できます。
「Amazon Q」の利用イメージ(Amazon公式YouTubeアカウントより)
次に、「Amazon Q」は企業内ワークフロー、生産性を向上させるために開発されたチャットボット型アシスタントです。高度なカスタマイズができ、企業のニーズに合わせて、すでに利用されているSalesforce、Microsoftなど他社製の、データベースや約400種類のアプリケーションとも簡単に連携できるのが特徴です。
簡単に言えば、「Amazon Q」は企業が持つすべてのデータを取り込んで学習し、特定のデータを探したり、まとめたり、分析レポートなどに活用したりできるということです。
「Amazon Q」の発表動画(Amazon News公式YouTubeアカウントより)