小売、EC、マーケティング、テック、Web3カテゴリーを中心に、今週注目を浴びた国内外の最旬情報をまとめてお届けします。
ついに、Web3業界のShopifyが誕生?! Web3に特化したECプラットフォーム「Rye」
カテゴリー:EC、Web3
「Rye」の公式サイト
配信プラットフォーム「Twitch(ツイッチ)」の創業者であるJustin Kan氏が、Web3に特化したECプラットフォーム「Rye」を創設。「Rye」がSolana Venturesなどから1,400万ドルの資金調達に成功したと海外のメディアが報じています。
昨年設立されたRyeは、“Web3業界のShopify”を目指しており、同社はデベロッパーに対して、Web3上でのEコマースマーケットプレイスの構築におけるAPIを開発・提供しています。ユーザーはこのAPIプログラムを活用することで商品の在庫データを連携させ、Rye独自のマーケットプレイス上で簡単に商品を販売することができます。
また、RyeはWeb3の要素であるトークンを独自に発行する予定で、Ryeの設立に貢献している開発者はもちろん、早期アクセスユーザー限定のセールでは、一般ユーザーにもトークンを還元するといいます。
ECプラットフォームとWeb3のトークンエコノミーの仕組みを組み合わせることによって、今後ビジネスモデルやガバナンスの体制にどのような変革が起こるのか、引き続き注目していきます。
SHEINもリセール市場に参入 独自のリセールプログラムを発表
カテゴリー:二次流通、小売
SHEINプレスリリースより
中国発ファストファッションの「SHEIN(シーイン)」がP2P(Peer to Peer)型のリセールプログラム「SHEIN EXCHANGE」を発表。同プログラムでは、ユーザーが不要となったSHEINの商品を再販、または購入することが可能です。現在は米国のみの展開ですが、来年以降、グローバルで展開される予定です。
Walmartが独自のクリエイター支援プラットフォームを発表
カテゴリー:小売、EC
Walmartプレスリリースより
TikTokやNTWRKなど、SNSやライブ配信の専門サービスが相次いで登場する米国。米大手小売チェーンの「Walmart(ウォルマート)」は、2年前からライブコマースに注力してきました。現在、同社にとってライブコマースは、Z世代などの新規顧客ユーザー層を獲得する重要なアプローチとして位置付けられています。
今回発表された「Walmart Creator」では、同プラットフォーム上でWalmartの商品を紹介したクリエイターを対象に、紹介した商品が売れると手数料が還元される仕組みを設けています。
また、Walmartは、会員サブスクリプションの「Waltmart+」にも以前から注力しており、2022年8月時点での登録ユーザー数は約1,100万人を突破しています。
クリエイター支援プラットフォームの「Walmart Creator」をきっかけに、どれだけの新規ユーザーを「Waltmart+」へ誘導できるか、同社のクリエイターエコノミーにとって重要な指標の1つとなるでしょう。
以上、AIL編集部がお届けするいま押さえておきたい! 週間ホットトピックスでした。今週もお疲れ様でした、Have a nice weekend!
執筆者
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AIL編集部