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「体験」と「オムニチャネル」に活用されるAR(拡張現実)普及の傾向とは?

高嶋一行
Showcase Tokyo 代表/在英ライター
執筆者

 カメラをかざすと現実には存在しないものが画面の中に映るなど、不思議な体験を可能にするAR(拡張現実)技術。スマートフォンでも手軽にARが利用できるようになり、ここ数年でファッションの分野でもARを採用したキャンペーンやサービスが増えています。

 今回は、英国におけるAR技術を取り入れた最新事例をもとに、「体験」と「オムニチャネル」に特化したARの普及状況をご紹介します。

AR技術を取り入れたゲームが「JD Sports(JDスポーツ)」のロンドン店に期間限定で登場。
店舗の外観がスマートフォンの画面上ではゲームスポットとなっている(画像引用元)。

ゲームなど体験に特化したARのサービス「JD Sports」「H&M」

 ファッション業界において、AR技術を採用したキャンペーンとして多いのは、ゲームとしての利用です。スマートフォンをかざすことで現実の中に仮想のゲーム空間を作ることができるので、より没頭した体験を顧客に向けて提供することができます。

2022年末、ロンドンの中心であるオックスフォードストリートに店舗を構える「JD Sports(JDスポーツ)」はAR技術を用いたアーケードゲームを提供しました。

 

実際のゲームの様子。AR技術により大きな建物全体にフィルターがかかっている(画像引用元
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執筆者

  • 高嶋 一行|Kazuyuki Takashima

    Showcase Tokyo 代表・在英ライター|AILメディアパートナー

    英国を拠点にファッションブランドの海外セールスを行うエージェント「Showcase Tokyo」代表。ファッションウィーク期間中に日本ブランドの展示会を行うなど、ヨーロッパを中心とした取引先新規開拓をサポート。