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Harry’sから学ぶアメリカD2Cの生存戦略

AIL編集部
AIRVol.48転載記事
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 Everlane(エバーレーン)、Warby Parker(ワービーパーカー)など初期のD2Cブランドの登場から約10年、アメリカでは今D2Cビジネスが新たな局面に入りつつあります。それは資金だけでなく、ビジネスノウハウの側面からもD2Cブランドを支援する別のD2Cブランドやビジネスモデルの登場です。他の企業がブランドをキュレーションするこのトレンド、いずれ日本にもやってくるとAILでは予測します。今回はアメリカにおけるD2Cの最新事情をお届けします。

Harry’s Labsの公式サイトより

 今回AILで定義した「キュレーター」と呼ばれるビジネスモデル。投資、支援の観点でブランドなどが他ブランドを独自のノウハウで束ねるようなキュレーション型のビジネスとAILで定義しています。このビジネスモデルが生まれた背景には大手メーカー、企業、ブランドによる市場の寡占化が挙げられます。近年では、大手メーカーが別ラインとして立ち上げたD2Cブランドも市場に次々と参戦。ファッション、ライフスタイル、CPG(Consumer Packaged Goods、消費財)製品など、あらゆる分野の裏側で大手企業が進出している状態となっています。その結果、知名度や資金力を持つメジャーなブランドがピラミッドの頂点に君臨、多くの領域で寡占市場が進みつつあります。このままでは、新興のD2Cブランドがいかに面白いアイデアやパーパスを掲げていても、資金力やビジネスノウハウがあと一歩及ばず、市場から淘汰されてしまう可能性があります。そうしたブランドを支援するため、「キュレーター」と定義した新しいビジネスモデル、企業が台頭しています。今回は、アメリカやアジア圏の最新事例を交えながら、キュレーター企業のビジネスモデルや取り組み、そして日本も含め、今後D2Cビジネスの発展にどのような影響を与えるのか解説していきます。

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