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【スタイルクリップ|フラッシュレポート】 2023年初夏 トップス分析
株式会社アパレルウェブが月別にEC売れ筋情報をお届けする「スタイルクリップ」フラッシュレポート。2023年6月のレポートでは、5月8日〜6月4日のEC売上データから、どのようなアイテムが売れ筋となったのかをレポートします。
対象ブランド(駅ビル&SCグレード カジュアル&コンテンポラリーブランド)のアイテムキーワードのランキングを見てみましょう。アイテムキーワード出現率ベスト10の多くは先月と同じですが、「スウェット」に代わり「ジャケット」がランクインしています。伸び率では多くが2022年より減少している中で、「セットアップ」が2年連続で増加しています。
ここ数年求められている「アイテムの多機能性」、ビジネスシーンのカジュアル化に伴う「カジュアルアイテムのセットアップ」ニーズが背景にあるようです。また気温フォローにより先月増加していた「Tシャツ」「シャツ」が減少する一方、「ワンピース」や「ジャケット」は街着ニーズにより増加しています。
■アイテムキーワード出現率ベスト10
※出現率=売上データでのキーワードの出現数/全体の売上点数
2023年初夏 トップス売れ筋アイテム。
左から、ビッグポロシャツ、ビスチェトップス、クロップドニットポロ
存在感増す「ポロシャツ」「ニットポロ」トラッド以外でも人気に
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執筆者
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山中 健|Takeru Yamanaka
株式会社アパレルウェブ コンサルティングファーム主席研究員、apparel-web.com編集長
大手百貨店、外資系ブランドメーカー、大手経営コンサルタント会社を経て、コンサルタントとして独立。
アパレル業界を中心に、雑貨などのライフスタイル、百貨店、SCなど、幅広い業態に対しマーケティングやMD、リテール、海外進出のコンサルティングを手掛ける。トレンド分析、市場調査、戦略策定などのマクロなテーマから、個店支援、研修などの現場へのブレイクダウンまで様々なテーマのコンサルティングに対応可能。また、欧米、アジア、国内のコレクション取材やファッションマーケット調査を数多く行っており、国内外のファッションビジネスの動向を語ることができる貴重な存在として注目されている。
2009年にアパレルウェブコンサルティングファーム主席研究員、2011年にapparel-web.com編集長就任。