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【編集部厳選:週間ホットトピックス】 SNAP×Amazon Fashion、新しいAR体験を提供|Shopify、高度カスタマイズソリューション「Commerce Components by Shopify」リリース|DoorDash、運送会社の集荷代行サービス「Package Pickup」リリース

AIL編集部
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新年あけましておめでとうございます。

本年も、AILが運営するWEBメディアを通じて高鮮度な情報をタイムリーに皆さまへお届けできるよう、編集部一同努めてまいります。

2023年もどうぞご愛顧を賜りますようよろしくお願いいたします。

それでは早速今週も、小売、EC、マーケティング、テック、Web3カテゴリーを中心に、国内外の最旬情報をまとめてお届けしていきます。

「SNAP」が「Amazon Fashion」と提携、Snapchatのユーザーに向け新しいAR体験を提供

カテゴリー:SNS、AR

「シームレスなARショッピング体験を創造する」と表明している

 

 写真共有アプリケーション「Snapchat」を運営する「SNAP(スナップ)」は、「Amazon Fashion(アマゾンファッション)」との提携を発表。AR(拡張現実)技術を活用し、モバイルでの買物体験を向上するためのサービス「Virtual Try-On (VTO)」をリリースしました。「VTO」では、両社が持つバーチャル試着に特化した技術を掛け合わせ、「Snapchat」ユーザーに対して新しいショッピング体験を提供します。

 公式リリースによると、今回の提携の狙いは2つ。それは、「Snapchat」ユーザーを含め、14億の新規ユーザーの獲得と、モバイル上でのAR体験のさらなる普及です。

 「Virtual Try-On」の利用方法としては、ユーザーはまず「Snapchat」アプリを立ち上げ、「VTO」機能を起動します。すると、「Amazon Fashion」で取り扱っている数千種類に及ぶメガネ商品にアクセスでき、気に入った商品のバーチャル試着体験ができるという流れとなります。

 「SNAP」は昨年12月にも「Adidas(アディダス)」と提携し、Snapchatユーザー限定の期間限定デジタルファッションキャンペーン「Bitmoji Drop」を実施しました※。「SNAP」は次から次へと勢力的に有名ブランドや小売企業と提携し、独自の路線で、新規顧客基盤の拡大や、AR体験・デジタルファッションの普及を目指しています。複数のSNSサービスが乱立するSNS戦国時代ともいえる現代において、「SNAP」は特に、最新テクノロジーを活かしたSNSプラットフォームとして一定の支持を得て、存在感を確立しつつあるでしょう。

※参照 2022/12/9【編集部厳選:週間ホットトピックス】「AdidasがSnapchatと提携、Snapchatユーザー限定のデジタルファッションキャンペーンを実施」
Source: https://newsroom.snap.com/ja-JP/amazon-ar-shopping-experience

Shopify、エンタープライズ企業向けに高度なカスタマイズを備えた最新ソリューション「Commerce Components by Shopify」をリリース

カテゴリー:EC、Shopify

 カナダ発ECプラットフォーム「Shopify(ショッピファイ)」は、既存の「Shopify Plus(ショッピファイ プラス)」に加え、大企業に向けた最新ソリューション「Commerce Components by Shopify」をリリース。「Commerce Components by Shopify」とは、簡潔にいうと、小売ビジネスに欠かせない一連の機能を、企業ごとに細かくカスタマイズできるソリューションサービスです。

 小売ビジネスでは、EC、店舗POS、物流、決済、在庫データ分析、越境EC、API連携などといったさまざまな機能を必要としますが、「Commerce Components by Shopify」では、それらを企業やブランドのビジネススケール、コスト感、ターゲットとするユーザーのニーズなどに沿って、必要な機能だけを実装できる高度なカスタマイズが特徴的です。特に、大手企業が抱える既存のECシステムや基幹システムとの互換性や、国を横断したバックオフィス業務の連携といった課題が、「Commerce Components by Shopify」によって「モジュール(部品)の取替」をするように柔軟にカスタマイズ対応できる点に注目と期待が集まっています。

 「Shopify」はこれまで、アプリ連携によってさまざまなカスタマイズ機能を可能とするECカートとして、アプリ開発パートナー企業とともに成長してきました。今回のリリースはそれらのソリューションサービスの集大成ともいえるでしょう。今後のビジネス導入事例などにも引き続き注目していきます。

Source: https://www.shopify.com/components

フードデリバリーのDoorDashが新サービス「Package Pickup」をリリース、FedExなど運送会社の集荷代行を可能に

カテゴリー:物流、デリバリーサービス

 米国発フードデリバリーサービス「DoorDash(ドアダッシュ)」が、「FedEx(フェデックス)」などの運送会社の集荷代行を可能とする新サービス「Package Pickup」をリリース。

 仕組みとしては、「DoorDash」の配達員が、ユーザーが準備したFedExなど他の運送会社で送りたい荷物をピックアップし、指定された運送会社の支店に運ぶというものです。通常のフードデリバリーついでの集荷依頼だけなく、「Package Pickup」単体での利用も可能で、一度に最大5つまで集荷代行を依頼できるといいます。このサービスを通じて、同社としては新規顧客獲得の狙いがあります。

 業界やサービス問わず、企業コラボなどによってユーザーへ新たな体験の提供や課題解決をすることで新規顧客獲得を目指す風潮が高まっているようです。

Source: https://techcrunch.com/2023/01/04/doordash-will-now-return-your-packages-for-you/

 

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以上、AIL編集部が毎週お届けする”いま押さえておきたい”週間ホットトピックスでした。今週もお疲れ様でした、Have a nice weekend!