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気づいた時には浸透している「Amazon」店舗でのテクノロジー【Coffee Talk from NYC Vol.7】

RINA Yoshikoshi
NYC在住ブランド、テクノロジー系ライター / コンサルタント
執筆者

Category: Technology, Payment, Store

 

 ニューヨーク現地より、小売×テック関連の旬なトピック・体験レポートをお届け。アメリカのコーヒーブレイク中に行われるカジュアルミーティング、”Coffee Talk”にちなんで、気軽にインプットいただけるレポートを定期配信していく。

 Vol.7では、「Amazon」の中でもフィジカルの場で体験できるサービスの近年の進化を紹介していく。

 

「Amazon go」の店舗のようす(筆者撮影)

進化する店舗での支払いの形

 これまでは「有人レジ」が当たり前だった私たちの生活。しかしテクノロジーの進化や生活の変化もあり、店舗での支払いの形も進化している。東京では支払いのみを自分で行う「セミセルフレジ」を追加するスーパーやドラッグストアなどが主流な印象を受けるが、ニューヨーク・マンハッタンでは「セルフレジ」と有人レジを選べるスーパーマーケットが増えてきている。

 そんな進化を横目に、「Amazon」ではレジで支払うという概念を取り外した 「Just Walk Out(ジャトスウォークアウト)」のテクノロジーを使った「Amazon Go(アマゾンゴー)」 の第一号店を、2018年に本拠地でもあるシアトルにオープン。セルフレジではなく、無人決済レジを可能にしたのだ。

 その後、2019年5月には、マンハッタンのローワーダウンタウンにあるブルックフィールドプレイス内にも同形態の店舗を出店した。筆者もそのグランドオープニングに駆けつけ、最新のテクノロジーを体験したが、いよいよこんな時代になったか! と感動したことを思い出す。

 それから数年が経過。最近メディアに流れたニュースでは、今年3月に8店舗が閉店することが伝えられた。

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執筆者

  • RINA Yoshikoshi

    NYC在住ブランド、テクノロジー系ライター / コンサルタント

    NYを拠点にブランド、リテール、ウェルネス、D2CのCPGブランドの現地市場を調査。店舗で導入される最新テクノロジーや米国での先進事例なども研究。執筆活動、リソースを元にしたマーケティング&ビジネスコンサルティングやアドバイザリーも行う。
    関心: #テクノロジー #NFT #WEB3  #ウェルネス #未来の街作り