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2024年注目しておきたい米国小売の出店計画-Whole Foods Market Daily、Warby Parkerほか【Coffee Talk from NYC Vol.16】

RINA Yoshikoshi
NYC在住ブランド、テクノロジー系ライター / コンサルタント
執筆者

 ニューヨーク現地より、小売×テック関連の旬なトピック・体験レポートをお届け。アメリカのコーヒーブレイク中に行われるカジュアルミーティング、”Coffee Talk”にちなんで、気軽にインプットいただけるレポートを定期配信していく。

 Vol.16では、2024年に注目しておきたい米国の百貨店やブランドなど小売業の動向をお届け。

Macy’s(メイシーズ)

「Macy’s(メイシーズ)」の外観

 

 百貨店の「Bloomingdale’s(ブルーミング・デールズ)」のCEOを10年近く勤め、その後「Macy`s(メイシーズ)」 で30年以上キャリアを積み上げてきた、いわばマスからラグジュアリーまでを理解する小売業のエキスパート、トニー・スプリング氏が今年2月より正式に「Macy’s」のCEOに就任している。

 早速、同月に「Macy’s」は、変革計画の一環として業績不振の150店舗を今後3年間で閉店することを発表。2024年中には50店舗が閉店されることとなった。この報道の直後、サンフランシスコのユニオンスクエア地区において77 年と長きにわたり営業してきた歴史あるサンフランシスコ店も閉店することが分かった。このサンフランシスコ店の閉店は、122年の歴史を持つニューヨークマンハッタンのヘラルドスクエア地区にある旗艦店が閉店するような感覚だろう。サンフランシスコの住民たちにしてみれば、長年街のアイコン的存在として親しんでいた小売店が、その歴史に幕を下ろすようなものだ。

 一方で、「Macy’s」傘下の「Bloomingdale’s」は新規出店を計画している。同店を15店舗、美容専門店の「Blue Mercury(ブルー・マーキュリー)」を少なくとも30店舗、またオフモールに出店される小型店を30店舗出店する計画だ。新CEOが就任したことで、決して閉店というネガティブな側面だけではなく、変革そのものが今後数年間でスピーディーに実行されていくことは確かだ。

Warby Parker(ワービーパーカー)

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執筆者

  • RINA Yoshikoshi

    NYC在住ブランド、テクノロジー系ライター / コンサルタント

    NYを拠点にブランド、リテール、ウェルネス、D2CのCPGブランドの現地市場を調査。店舗で導入される最新テクノロジーや米国での先進事例なども研究。執筆活動、リソースを元にしたマーケティング&ビジネスコンサルティングやアドバイザリーも行う。
    関心: #テクノロジー #NFT #WEB3  #ウェルネス #未来の街作り