Topics
Report

【スタイルクリップ|フラッシュレポート】 2023年春 ボトムス売れ筋分析

山中 健|Takeru Yamanaka
株式会社アパレルウェブ コンサルティングファーム主席研究員、apparel-web.com編集長
執筆者

 

 株式会社アパレルウェブが月別にEC売れ筋情報をお届けする「スタイルクリップ」のウェブ限定フラッシュレポート。2023年5月のレポートでは、4月3日〜4月30日のEC売上データから、どのようなアイテムが売れ筋となったのかをレポートします。

 新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが、2023年5月8日に季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行されると発表があった4月。ポストコロナムードが色濃くなりました。それを反映してか、対象ブランド(駅ビル&SCグレード カジュアル&コンテンポラリーブランド)のアイテムキーワードでは「Tシャツ」や「シャツ」などの軽衣料の出現率と伸び率がともに高くなった一方で、試着が必要な「パンツ」や「スカート」などの売上は鈍化しています。これらの傾向が、フィジカル回帰の影響かどうか注視したいところです。

 

2023年春 ボトムス売れ筋アイテム。
左から、カーゴディテールのイージーパンツ、フリルジャンスカ、ミニワンピ

 

■アイテムキーワード出現率ベスト10

出現率=売上データでのキーワードの出現数/全体の売上点数

 

パンツではロングトレンドのデザイン分化が進み売れ筋に。ワンピースでは新たなトレンドが登場

これより先はメルマガ会員限定記事です

すでに「AIL会員」アカウントをお持ちの方は「メルマガ会員」登録は不要です。
「AIL会員」ログイン後、記事全文を閲覧いただけます。

執筆者

  • 山中 健|Takeru Yamanaka

    株式会社アパレルウェブ コンサルティングファーム主席研究員

    大手百貨店、外資系ブランドメーカー、大手経営コンサルタント会社を経て、コンサルタントとして独立。
    アパレル業界を中心に、雑貨などのライフスタイル、百貨店、SCなど、幅広い業態に対しマーケティングやMD、リテール、海外進出のコンサルティングを手掛ける。トレンド分析、市場調査、戦略策定などのマクロなテーマから、個店支援、研修などの現場へのブレイクダウンまで様々なテーマのコンサルティングに対応可能。また、欧米、アジア、国内のコレクション取材やファッションマーケット調査を数多く行っており、国内外のファッションビジネスの動向を語ることができる貴重な存在として注目されている。

    2009年にアパレルウェブコンサルティングファーム主席研究員、2011年にapparel-web.com編集長就任。