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【第3回|後編】 欧州では「修理サービス」がトレンド! サステナブル文脈を生かして顧客基盤を拡大 ーWEB限定|緊急インフレ特集「ニューノーマル2.0」に備えよ!

高嶋 一行
Showcase Tokyo代表・在英ライター|AILメディアパートナー
執筆者

【前編はこちら】 世界初、ロボットでピンポイント修理・クリーニングを展開:NIKE

オンラインでブランド品の修理対応を手軽に 他社の修理サービスと連携:FARFETCH Fix

ブランド品の修理サービスを行うThe Restoryの公式サイト

 

 店舗だけでなくオンラインショップが提供する修理サービスを紹介します。グローバルオンラインプラットフォーム「FARFETCH(ファーフェッチ)」は、昨年より、ブランド品の修理サービスを行う「The Restory(ザ リストリー)」と提携し、「FARFETCH Fix(ファーフェッチフィックス)」という修理サービスの提供を開始しました。

サービス利用方法は、ブランド商品の修理を希望する際、顧客はまずFARFETCHのウェブサイトから直接申込みをし、修理対象品の回収予約を行います。回収された修理品は、ロンドンにあるThe Restoryのアトリエに運ばれ、見積もり後、修理が実施されます。

 The Restoryは他にも、英百貨店Selfridges (セルフリッジズ)と提携し、店頭で修理サービスを提供するなど、サステナブルな観点からブランド品の修理の浸透に努めています。オンラインにとどまらず、小売企業との提携により店舗で修理サービスを展開することで、新規顧客接点が得られるメリットにもなっているようです。

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執筆者

  • 高嶋 一行

    Showcase Tokyo代表・在英ライター|AILメディアパートナー

    ファッション専門学校卒業後、渡英。「ELEY KISHIMOTO(イーリー キシモト)」にてデザインアシストを経験。現在は英国を拠点に日本ブランドの海外セールスを行うエージェント「ShowcaseTokyo」を運営(https://www.showcasetokyo.co.uk)。 東京ファッションウィーク参加ブランドなど、日本のデザイナーズブランドの海外進出や新規取引先開拓の支援を行っている。 パリファッションウィーク期間では年4回それぞれのシーズンに営業担当する日本ブランドと共に参加。バイヤー向けの展示会を開き、ヨーロッパを中心に海外のお店やバイヤーとの取引を進める。