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大手グローバルブランドが仕掛けたWeb3プログラムのその後 ー Starbucks、NIKE【Coffee Talk from NYC Vol.17】

RINA Yoshikoshi
NYC在住ブランド、テクノロジー系ライター / コンサルタント
執筆者

 ニューヨーク現地より、小売×テック関連の旬なトピック・体験レポートをお届け。アメリカのコーヒーブレイク中に行われるカジュアルミーティング、”Coffee Talk”にちなんで、気軽にインプットいただけるレポートを定期配信していく。

 2023年12月に発行したVol.13では、「Starbucks(スターバックス)」が展開する新たなロイヤリティプログラムのベータ版「Starbucks Odyssey(スターバックスオデッセイ)」や、「NIKE(ナイキ)」のWeb3プラットフォーム「.SWOOSH(ドット・スウォッシュ)」について、次世代の技術を取り入れた両サービスのトライ&ラーンを筆者の体験を通じて紹介した。今回Vol.17では、続編として、この2つのサービスを筆者が1年間体験して感じたアップデートをお届けしていく。

StarbucksStarbucks Odyssey(スターバックス/スターバックスオデッセイ)-2024年3月にサービス終了

●実施期間:2022年12月~2024年3月

 「Starbucks Odyssey」は、「Starbucks」が提供しているロイヤリティプログラムの拡張版として、2022年12月にローンチされた。サービスは大きく3つに分けられる。1つ目は、体験でポイントを獲得する「Journeys(ジャーニー)」。2つ目の「Stamp(スタンプ)」では、「Journeys」で獲得したNFT(非代替性トークン)である 「ジャーニースタンプ」を一覧できる管理画面が提供される。そして3つ目の「Market(マーケット)」は、「ジャーニースタンプ」を獲得するとアクセスが可能となるNFT売買プラットフォームだった。

 

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執筆者

  • RINA Yoshikoshi

    NYC在住ブランド、テクノロジー系ライター / コンサルタント

    NYを拠点にブランド、リテール、ウェルネス、D2CのCPGブランドの現地市場を調査。店舗で導入される最新テクノロジーや米国での先進事例なども研究。執筆活動、リソースを元にしたマーケティング&ビジネスコンサルティングやアドバイザリーも行う。
    関心: #テクノロジー #NFT #WEB3  #ウェルネス #未来の街作り